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カルト的人気!メゾンの定番スニーカー「LVトレイナー」の魅力

本記事では、ルイヴィトンのメンズアーティスティックディレクターであったヴァージル・アブローによってデザインされ、メゾンの定番スニーカーとして人気を誇る「LVトレイナー」を紹介いたします。

LVトレイナーとは

バスケット
著作者:marymarkevich/出典:Freepik

LVトレイナーとは、ルイヴィトンのメンズアーティスティックディレクターであったヴァージル・アブローが手掛けたスニーカーです。
こちらのスニーカーはバスケットボールシューズから着想を得てデザインされており、バスケットシューズのように靴底にボリュームがあるのが特徴です。
まるで、NBAのスター選手が履くバッシュを彷彿とさせるようなスタイルとなっております。

LVトレイナーは、2019年にヴァージル・アブローがルイヴィトンのメンズアーティスティックディレクターに就任したファーストシーズンに初めて登場いたしました。
ヴァージル・アブローのストリートな要素とルイヴィトンのラグジュアリーな要素が絶妙にマッチし、たちまち人気スニーカーの仲間入りを果すことになります。
以降、現在までさまざまなカラーやモデルのバリエーションを増やしながらルイヴィトンの定番アイテムとなった、カルト的人気を誇るスニーカーです。

LVトレイナーのこだわり

LVトレイナーには以下のような贅沢なディテールがちりばめられております。

7時間かけて仕上げられたステッチ

なんと、アッパーのステッチには1足あたり7時間もの時間が費やされております。
ただならぬ製品への熱意は、ルイヴィトンがいかにクラフツマンシップにこだわってきたかが分かります。
LVトレイナーの価格は15万円〜20万円とスニーカーにしては高価格帯のアイテムですが、熟練した職人の費用対効果を考慮すれば、納得のいく価格でしょう。

手書き風の「Louis Vuitton」

サイドには、手書き風の「Louis Vuitton」のシグネチャーがあしらわれております。
これは、ヴァージル・アブローによる手書きをそのままデザインにしたもので、彼の遊び心がうかがえます。

「#54」シグネチャー

背面には「#54」のシグネチャーがあしらわれております。
これは、ルイヴィトンが創業した1854年を意味しており、ヴァージル・アブローのメゾンへの敬意が表れております。

「408」シグネチャー

ハイカットのタイプには、アッパーに「408」のシグネチャーがあしらわれております。
これは、ルイヴィトンの誕生日である8月4日を意味しており、細部までこだわり抜いた仕掛けが見て取れます。

LVトレイナーの注目モデル

スニーカー
著作者:vecstock/出典:Freepik

LVトレイナーはこれまでにさまざまなバリエーションのモデルを販売してきております。
ここでは、LVトレイナーの注目すべきモデルを4つ紹介いたします。

初期モデル

LVトレイナー
出典:LOUIS VUITTON

2019年に初めてLVトレイナーが発表された際のモデルです。
カラーはブラック×グレー。
このカラーは初期にしか流通しておらず、現在は2次流通でなければ購入できません。
また、ハイカットでありつつも、シューレースはローカット部分までしか無く、ハイカット部分はベルクロストラップで止める仕様になっており、履きやすいのが特徴です。
定番スニーカーの原点であり、記念すべき1足となります。

9都市限定モデル

東京限定
出典:LOUIS VUITTON

初期モデルが登場したのちに、限定エディションとして、シューレースのカラーを変更したモデルが登場しました。
このモデルでは、世界9都市がフィーチャーされ、それぞれを表現する9色のシューレースを用意し、限定カラーとして各都市で販売されました。
その9都市のなかには、なんと東京も含まれております
カラーはそれぞれ以下の通り。

  • シカゴ:オレンジ
  • ニューヨーク:ブルー
  • ミラノ:ピンク
  • パリ:ベイビーブルー
  • ロンドン:サニーイエロー
  • ドバイ:フォレストグリーン
  • 上海:ターコイズ
  • ソウル:レッド
  • 東京:ディープパープル

日本では、東京のディープパープルのみが販売されました。
しかも取り扱いは、松屋銀座店、表参道店、オンラインストアのみとなっていたため、非常に希少性の高い1足となっております。

ストラスモデル

ストラス
出典:LOUIS VUITTON

ストラス(ラインストーン)が存在感を放つ、煌めくデザインが特徴のモデルです。
基本的なデザインはそのままに、なんと全体にストラスがびっしりとちりばめられております
定価は70万円程と、とても普段使いとしては履けません。
しかし、こうした商品が製作できるのもルイヴィトンならではでしょう。
「これぞラグジュアリーブランド」とメゾンの格式の高さを見せつける1足です。

NIGOコラボモデル

NIGO
出典:LOUIS VUITTON

ヴァージル・アブローと日本のファッションデザイナーであるNIGOが長年親交があったことにより、「ルイ・ヴィトン LVスクエアード コレクション」としてコラボが実現しました。
ルイヴィトンとNIGOはこれまでに、2020年と2022年の2度にわたりコラボをしております。
アイテムのポイントは「LV MADE」のロゴです。
これはルイヴィトンの「LV」とNIGO手掛けるブランド「HUMAN MADE」の文字をかけ合わせたものとなっております。
HUMAN MADEの可愛いデザインがうまく混ざり合った目を引く1足です。

まとめ

本記事では、ルイヴィトンの定番スニーカーとして人気を誇る「LVトレイナー」について、以下の点を解説いたしました。

  • LVトレイナーのこだわり
  • LVトレイナーの注目モデル

ヴァージル・アブローは2021年に癌のため惜しくもこの世を去ってしまいましたが、2019年の就任以降、ルイヴィトンに残した功績は偉大なものであったといえるでしょう。
このLVトレイナーが現在も販売され続け、人気を誇る定番スニーカーとなったことが何よりの証拠です。
彼の新作を見ることができないのは残念でなりませんが、彼のDNAはルイヴィトンに今なお流れ続けています。
ぜひLVトレイナーを手にとって、彼のイズムを感じてみてはいかがでしょうか。

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